DCに加入しない理由?
私の勤務先では企業型の確定拠出年金(DC)が導入されています。会社からの拠出額の上限は月額23,000円と決まってはいるものの、信託報酬は外国株式インデックス型の商品で0.2%強とETF並みでドルコスト平均法を使って積立てていくには非常に魅力的です。
最近会社の同期で集まったとき、ふとしたことから確定拠出年金(DC)の話になりました。
yb:「○○ちゃんはDCどんな感じで運用してるの?」
○○:「仕事ずっと続けられるかわからないから、私DCは入ってないの。だって辞めた後、個人型に移行したときは管理手数料とか取られちゃうんだもん。女性は結構こういう人多いよ。」
yb:「え!?じゃあ会社からの拠出金は給与の一部として貰っちゃってるの?」
○○:「うん」
愕然としました。○○ちゃんの「女性は結構こういう人多い」という部分は統計を取ったわけではないので本当にそうかどうかは怪しいですが、管理手数料がもったいないから低い信託報酬率と税の繰延べ効果を享受できるDCに入らない人がいるとは!しかも拠出金を給与としてもらったら、もらう時点で給与所得として課税されてしまうではないですか!
○○ちゃんの家庭は共働きで住宅ローンは抱えているものの、金銭的には余裕があり、比較的資産運用には積極的で、株式るいとうやさわかみファンドでの積立、外債の購入なども行っている家庭です。給与として受け取った拠出金相当額は特に住宅ローンの繰上げ返済に充てているわけでもなく、消費支出が増えているわけでもなく、恐らく運用に回っているとのこと。
一度DCに入らない(入る)ことを決めてしまうと、途中からDCへ加入(から脱退して引き出し)できませんので○○ちゃんにこれ以上言ってもどうにもならないので、別の話題に変えましたが、これは税金という形でめちゃめちゃ高額な販売手数料を支払って、証券を買って運用をしているということに等しいですね。さらにDCプラン内の金融商品よりも0.5〜1%程度高い信託報酬を払い、分配金には10%課税されて再投資を行うくらいなら、管理手数料を取られても金融ポートフォリオの一部としてDC内で運用を行うほうが合理的なのではないかと思います。
企業型の確定拠出年金加入者が退職等の理由により個人型へ移行する場合は運用管理会社を選べますので、より管理手数料が低いと思われる管理会社に乗り換えればコストはぐっと抑えられます。ちなみにSBI証券では年間2,700円強。
○○ちゃんのような理由でDCへの加入を迷っている方、60歳まで引き出せない点が許容できるなら、DCには入っておいたほうが良いと思われます。
[2008/07/11 20:37] 資産運用 |コメント(7)|トラックバック(0) |URL|TOP▲

