大暴落1929

ガルブレイスの「大暴落1929」を読みました。




この本は1955年に初版が出版され、現在に至るまで版を重ねているようで、著者は本文中で「本書の新版が出るたびに市場は暴落する」と言っているように、今回の最新版が出た直後、サブプライム問題をきっかけとする金融危機が起きたのは、この本の因縁のようなものを感じます。

とスーパースティシャスなことはこの辺にして、本書を読んだきっかけは、今回の金融危機が以前の金融危機と比較して何が共通し、何が異なるのかを知りたかったからです。その点で本書は1929年の暗黒の木曜日がどの様に起きたのか、その経緯などについて詳細に書かれており、今回の金融危機が今後どの様な方向へ進んでいくのかはまだ不透明感が強いものの、1929年と2007年の両者を対比させながら考えることができました。

一度は読んでおきたい書籍かもしれません。


詳細については本書をお読みいただきたいと思いますが、今回の金融危機との共通点として次のような点がありました。

・当時はレバレッジを効かせた会社型投資信託がブームを作り、株価上昇のブースターとなった。(現在ではレバレッジを効かせたヘッジファンド?)

・その会社型投資信託同士がお互いの株式を保有していて、リスクが不明確であった。(サブプライムローン証券を含む証券が別の証券に組み込まれていたりとリスク測定が困難)

全く異なるのは、

・現在ではFRBやSECといった機関が強い権限を持ち、規制を行うことができる。

・世界全体として金融危機を防ごうと策を打とうとしている。

点でしょうか。

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[2008/12/08 07:53] 書籍紹介コメント(4)トラックバック(0)URLTOP▲

コメント

教訓は活かされていない?

結局、レバレッジを大きく効かせている、
リスクの所在、大きさが不透明という点では
今回の金融危機と同じなのですね。
(それにしても会社型投資信託の歴史は
結構古いですね)

2008/12/09(火)13:12| URL | カン・チュンド #- [ 編集]

>カンさん

コメントありがとうございます。

共通点多い気がしますね。レバレッジ、リスクの所在大きさ不透明など。

そしてガルブレイス氏は「ブームは必ず終わりがくる」と述べています。

2008/12/09(火)22:08| URL | yb #- [ 編集]

早く終わって欲しいですね。

厳しい日々が続いていますね。
株価もボーナスも激減です。
早く終わって欲しいな。
私も今、過去の株式暴落等についての本を
読んでいます。

2008/12/16(火)23:49| URL | 愛犬クロリス #vXeIqmFk [ 編集]

>愛犬クロリスさま

まだブログには書けないのですが、ある事をきっかけにかなり気持ちは軽くなっています。そして、現在愚直に行っている国際分散投資+積立というスキームを継続していこうと強く考えている次第です。

(もちろん投資なので、絶対という事はあり得ないのですが・・・)

2008/12/17(水)05:24| URL | yb #- [ 編集]

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Author:yb
44歳既婚・子1の個人投資家。共働き。インデックス運用を中心とした”受身な”投資でファイナンシャルインディペンデンス、早期リタイヤを目論んでいます。
Macをこよなく愛し、年に2,3回物欲がふつふつと沸いてくるが妻に制されています・・・(涙)
ハーバード大留学するも、英語があまり上達せず焦っています・・・。

Twitterでものんびりつぶやき中!
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「日経マネー 2014年7月号」(「1億円さん」に聞く 私はこうしてお金を殖やした) (2014/5)
「日本経済新聞 2013年3月6日付」(マネー&インベストメント面)(2013/3)
「BIG tomorrow 6月号」(お金に困らない生き方・稼ぎ方)(2011/4)
「日経マネー 2011年4月号」(幸せなお金持ちの習慣) (2011/2)
「内藤忍 お金の話をしませんか?」(日経マネームック)(2010/9)
「日本経済新聞 2010年2月15日付」(27面家計欄)(2010/2)
「日経マネー2009年10月号」(内藤忍さんコラム)(2009/8)
「しぶとい分散投資術」田村正之著(2009/2)
「日経ヴェリタス第43号(2009年1月4日発行)」(54面スマートライフ)(2009/1)
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