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講演・セミナー

S&P ETFコンファレンス2009報告(その4)

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前回に引き続きS&P ETFコンファレンスの続きです。

前回までの記事:
S&P ETFコンファレンス2009に参加しました
S&P ETFコンファレンス2009報告(その1)
S&P ETFコンファレンス2009報告(その2)
S&P ETFコンファレンス2009報告(その3)

その4の今回はiシェアーズ・セッションです。

こちらもハンドアウトがありましたが、版権の関係で転載することはできませんので、講演の要点を書かせていただきます。

「規制緩和で広がる海外ETFの活用法」として、以下の点に関する講演でした。

1)海外機関投資家のETF利用状況
2)規制緩和で広がる日本での海外ETF活用法
3)日本におけるiシェアーズ

順を追って要点をまとめてみます。
1)海外機関投資家のETF利用状況

a) ETFを利用する機関投資家数が世界中で大幅に増加
1997年からの10年でETFを利用する機関投資家の数は13倍に増加し、それと比例するように米国上場ETFの資産残高が増加している。
即ち、ETF市場規模の拡大を機関投資家が牽引している。

b) 欧州機関投資家はETFを積極的に活用
欧州ETFサーベイの結果では、株式ファンドマネージャーの78%がETFを利用し、ETFを利用する株式ファンドマネージャーの9割以上がETFに満足している。
株式ファンドマネージャーが運用する資産の内、平均22%の資産がETFで運用されている。
ヘッジファンドマネージャーの30%がETFを利用していて、その内58%がETFに満足しているようです。(ETFショートしたりしているんですかね)

c) ETFは機関投資家にとって便利なツール
ETFは機関投資家の様々な投資戦略を実現するためのツールとして浸透しており、ポートフォリオ運用において多岐にわたる用途で利用

2)規制緩和で広がる日本での海外ETF活用法

規制緩和の主な変更点

2008年12月:投資信託及び投資法人に関する法律施行及び施行規則
→海外ETFの届出免除(適格機関投資家への勧誘行為)、特定資産の範囲拡大

2009年1月:投信協会規則(投資信託等の運用に関する規則)
→5%保有制限に関してETFは適用除外、FoFsへの投資制限においてETFは適用除外

これら規制緩和により、以下に挙げる日本での海外ETF活用における問題点がほぼ解決。

a) 世界の様々なETFに投資したいが、届出済みの海外ETFしか購入できない。
適格機関投資家については海外ETFの取扱の届出が免除
→適格機関投資家は全世界に存在する1,000種類以上のETFの利用が可能に。

(yb注:適格機関投資家について海外ETFの届出が免除されたことは、個人投資家にとって大きな障害ができてしまったようなものかもしれません。少なくとも海外では大口の ETF保有者であるのは機関投資家で、その圧倒的メジャーな顧客に対する義務が免除されたのであれば、為替コストは個人投資家に比べて格段に低い機関投資家は流動性の高い 海外市場でETFを売買するであろうからです)

b) コモディティを組み込んだファンドを立ち上げたいが、実物資産のコモディティETFを組み入れられない。
特定資産の範囲拡大
→コモディティ(金、銀等)を組み込んだファンドが組成可能

c) 公募投信(FoFs以外)からETFに投資する場合、純資産総額の5%を超えて組み入れられない。
5%保有制限に関してETFは適用除外
→5%を超えてETFの組み入れが可能に

d) 海外ETFを組み込んだFoFsを設計したいが、協会のFoFs規制に抵触する恐れのある海外ETFの組み入れが困難。
ETFに関してはFoFs規制が適用されないことが明確に
→FoFsタイプのETFも組み入れが可能に

これら問題点が解決したことで、現在米国で組成されているような、1)ターゲット・リスク・ETFや2)ファンド・オブ・ファンズ、3)ヘッジファンド複製商品などが日本 国内でも組成可能になった。

3)日本におけるiシェアーズ

a) 日本におけるETFを活用した商品例
・国内籍公募投資信託(国際投信:グローバルETFオープン)←(!!!)
・国内年金向け商品(ETFのレンディングによる追加収益を目指す設計)←(個人投資家が貸株で金利を稼いでいるのと同じスキーム!!)

b) 日本におけるiシェアーズの営業体制
・セールス:機関投資家向けのETF情報の提供
ウィークリー&マンスリー・レポート、グローバルETFリサーチ等

・プロダクト:日本における届出
現在届出済み銘柄数は66本。(今後も届出数は増やしていきたいそうです)

・マーケティング:PR・イベント
ETFの普及に向けて機関投資家に啓蒙活動を行っているとの事。

以上の3つのチームが機関投資家向けにサービスを展開している。

との事でした。

途中の注釈でも書きましたが、この機関投資家向けのセッションを聴いて、規制緩和は個人投資家にとっては逆風かもしれないなという思いでいっぱいになりました。そしてさ らにそのあとのパネルディスカッションと質疑応答を聴き、重複上場というのは実現はかなり難しいだろうという結論に達しました。

そのパネルディスカッションと質疑応答はどんなものだったのか?

(次回へつづく・・・)
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