さわかみ丸からの下船を決意しました

投資信託を使った資産運用を開始した直後から定期定額サービスを使って積立てていたさわかみファンドですが、1年半悩んだ末、先日定期定額サービスの中止を申込みました。

大海原の真ん中での下船ということになりますが、どうやらさわかみ丸の傍には乗船料が安い他の船も併走しているようなので、そちらに乗換えます。

以下、私が下船を決めた理由について書いていきます。
(あくまでも一投資家の個人的な意見ですので、こんな風に考えた人もいるのね~くらいで見ていてください)


1.運用のブレ
さわかみファンドは澤上篤人氏の一貫した運用哲学を実現するファンドであったはず。そんな志を感じていたからこそ、さわかみファンドならコア-サテライト戦略のサテライトに適しているかと思い積立をしてきました。
澤上篤人氏の運用哲学、言動には一貫性があり、ブレていないのですが、しかしここ数年、さわかみファンドの運用には運用哲学の実現という志が薄れ、運用がブレてきてしまっているように感じられていました。
志を感じられなくなったファンドにはたとえサテライトといえども虎の子の資金を預けることはできません。

運用哲学と志のあるアクティブファンドは当時さわかみファンドくらいしかなかったものの、最近ではコモンズ30など志のありそうな運用会社が出てきています。でも、今回さわかみファンドの解約で得られるキャッシュはインデックスファンドへ向けることにしました。やはりアクティブファンドはインデックスファンドに比べていろいろ考慮しなければならないファクターが多く、今回のさわかみファンドの運用のように、長期でこれらファクターが一定で安定しているという品質保証が無いので、アクティブファンドという選択にはなりませんでした。

2.パフォーマンス
パフォーマンスもさわかみファンドの純資産残高が1,000億円を超えた2004年ごろからTOPIXと変わらないパフォーマンスです。直近でこそTOPIXを上回るパフォーマンスを上げていますが、組入れ銘柄も300弱と多く、ファンドのサイズが大きくなりすぎてしまうと超過リターンを取るのは難しくなってしまうということでしょう。

ちなみに、ここ最近はTOPIXというよりも日経平均との連動性が高い気がします。

3.高い信託報酬
さわかみファンドはアクティブファンドの中では比較的低廉な1.05%の信託報酬なのですが、やはりインデックスファンドやETFに比べると非常に高いです。

また、純資産残高が多くなれば信託報酬を低くするということは全く考えていないようで、信託報酬からファンドの運用費用を引いた残りはどうやらヴィレジに使う予定のようです。確かにヴィレッジみたいな構想は興味深いのですが、運用会社がやらなくてもいいのかなと思います。

4.利便性
各種手続きがネット上でできないですし、購入・売却も申し込み日の翌営業日になってしまうのも世間一般的に見て不便であると言わざるを得ない点でしょう。

まだ解約をしていないので若干気が重いですが、すっきりしました。
でも、この結論に達するのに1年半以上かかってしまいました。行動経済学で言う所の「保有効果」のお化けに憑かれていたのでしょうね。

関連記事


人気ブログランキング挑戦中!
人気ブログランキングに挑戦中!
記事が参考になりましたら1クリックお願いします^^




[2009/08/10 18:31] 資産運用の実践コメント(3)トラックバック(0)URLTOP▲

コメント

保有していないので、運用のブレについては承知しませんが、規模拡大に伴う「インデックスファンド化」は避けられない宿命ですね。銀行や不動産等内需の特定業種を組入れないため、日経平均との連動が高くなっているのでしょうね。

もしサテライトで日本株なら、中小型株のアクティブがETFとなりますかね。

2009/08/12(水)21:13| URL | レバレッジ君 #- [ 編集]

雑誌などで出演される沢上さんは、とても投資意欲をあおられます。でも、実際の運用との差を感じていました。

最初のころは、運用がうまいなぁと思ったり、志が良いと思いましたが、なんとなく・・・・・・


ずいぶん運用資産も増えたし、信託費用を下げられるのでは????っとずーーーーと思っていました。

2009/08/15(土)20:06| URL | 矢向 #Ji7woxQg [ 編集]

>レバレッジ君さん

コメントありがとうございます。

マルキール教授もコア・サテライト戦略を勧めていましたが、サテライトでアクティブファンドを持つというストラテジーではなく、エマージングや特定業種のウェイトを高くするとか、WisdomTreeのようなファンダメンタルインデックスを組み入れるというのも、コア・サテライト戦略としてありかなあと思ってみたりしています。

今後ともよろしくお願いいたします。

>矢向さん

コメントありがとうございます。

澤上さん自身は全くぶれていないのですよね。自身の哲学もメディアへの露出の仕方も・・・。だから余計に実際の運用との差を感じてしまうというか・・・。

やっぱり余計に儲かった分はファンドフォルダーに還元してくれないと。

今後ともよろしくお願いいたします。

2009/08/17(月)17:51| URL | yb #- [ 編集]

コメントの投稿


秘密にする

«  | HOME |  »


月別アーカイブ

ブログ内検索

アクセスカウンター(since 2007/1/15)


※オンマウスで過去1週間のアクセス数を表示します

プロフィール

yb

Author:yb
44歳既婚・子1の個人投資家。共働き。インデックス運用を中心とした”受身な”投資でファイナンシャルインディペンデンス、早期リタイヤを目論んでいます。
Macをこよなく愛し、年に2,3回物欲がふつふつと沸いてくるが妻に制されています・・・(涙)
ハーバード大留学するも、英語があまり上達せず焦っています・・・。

Twitterでものんびりつぶやき中!
http://twitter.com/yb_passive

・メディア掲載履歴
「日経マネー 2014年7月号」(「1億円さん」に聞く 私はこうしてお金を殖やした) (2014/5)
「日本経済新聞 2013年3月6日付」(マネー&インベストメント面)(2013/3)
「BIG tomorrow 6月号」(お金に困らない生き方・稼ぎ方)(2011/4)
「日経マネー 2011年4月号」(幸せなお金持ちの習慣) (2011/2)
「内藤忍 お金の話をしませんか?」(日経マネームック)(2010/9)
「日本経済新聞 2010年2月15日付」(27面家計欄)(2010/2)
「日経マネー2009年10月号」(内藤忍さんコラム)(2009/8)
「しぶとい分散投資術」田村正之著(2009/2)
「日経ヴェリタス第43号(2009年1月4日発行)」(54面スマートライフ)(2009/1)
「日経マネー 2009年1月号」(自分年金1億円マニュアル)(2008/11)
「日経マネー 2008年4月号」(サラリーマン 資産倍増計画) (2008/2)
「日経マネー 2007年12月号」(定年までに1億円!使っても減らない資産の作り方) (2007/10)

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ybへの連絡はこちらから

名前:
メール:
件名:
本文:

おすすめ証券会社

マネックス証券

STAMシリーズ、eMAXISシリーズなど良質なインデックスファンドを取り扱っています。
3大ネット証券で海外赴任者に口座を継続させてくれるのはマネックスだけです。

楽天証券

メインビークルとして活躍しそうなiShares S&P500 Index Fund (IVV), iShares MSCI EAFE Index Fund (EFA), iShares MSCI Emerging Markets Index Fund (EEM), iShares MSCI KOKUSAI Index (TOK)をはじめ、超低コストな海外ETFの取扱は大手ネット証券ではNo.1! 日本の海外ETFにおけるリーダー的証券会社です。

SBI証券

なんといってもネット証券最大手!売買手数料が業界最低水準!
2007/06より海外ETFの取扱開始。FX経由で米国ETF購入用ドル資金を用意する事ができ、為替手数料は最低水準です!主要海外ETFは揃っています。

セゾン投信株式会社

市場ポートフォリオを低廉な信託報酬で提供するセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは毎月5,000円から積立可能!

ybの愛読投資本

ご注意事項

・当ブログにおける情報を元に投資判断を行い、それにより損失が発生しても管理人は責任を一切負えませんので予めご了承願います。投資判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

・当ブログはアフィリエイトプログラムに参加しています。万が一アフィリエイトプログラムを通じて購入された商品によって損害が生じたとしても、管理人は一切責任を負えませんのでご了承願います。

・基本的にはコメント、トラックバックは全て掲載する方針ですが、公序良俗に反する、もしくは当ブログにそぐわない、または宣伝目的のみのコメント、トラックバックは管理人の判断で削除する場合がございます。予めご了承ください。