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【9月10日追加・訂正】日興AM、国内初の海外債券ETFを9月30日東証上場へ!

既に多くのブログで取り上げられていますが、日興アセット・マネジメントが国内初となるシティグループ世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし、円ベース)に連動するETF「上場インデックスファンド海外債券(Citigroup WGBI)毎月分配型」(銘柄コード:1677、以下1677)を9月30日、東証へ上場するようです。

国内ETF初の海外債券指数への連動めざす「上場外債」を設定~ 「毎月分配型」のETFとしても国内初 ~

いいものを上場してくれました!次はMSCIコクサイ連動型ETFですね♪

さて、この1677の特徴ですが、

・シティグループ世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし、円ベース)に連動
・毎月分配
・信託報酬率:0.2625%
・信託財産留保額:換金時の基準価格に0.2%を乗じて得た額
・申込み価格:取得申込受付日の翌営業日の基準価格
・取得・換金取扱時間:原則として午後2時まで(半日営業の日は午前10時まで)。それ以降は翌営業日扱い。
・売買単位:10口
・決算日:毎月10日

となっています。

毎月分配となっているのが残念ではありますが、「ホンネの資産運用セミナー」のコメント欄にもありますように、制度的に内部で再投資をすることはできないのかもしれません。

申込み価格に関しても、ETFの特徴の一つであるリアルタイム性はなく、一般の海外債券ファンドのように翌営業日の基準価格が適用されるようです。

ということなので、商品としては信託報酬の低い海外債券ファンドが上場したものという印象ですが、0.2625%という低い信託報酬と伝統的資産クラスの海外債券に連動したETFが国内取引所に上場するということには大きなインパクトがありますね。

1677は毎月分配ということでがっかりされているインデックス投資家の方もいらっしゃるかと思いますが、毎月分配によって削がれてしまう複利効果がどれくらいなのか、実際に購入することができるファンドで少しシミュレートしてみました。


シミュレートを容易にするため仮定条件として下の条件を設定し、STAMグローバル債券インデックス(信託報酬:0.672%)vs1677(信託報酬:0.2625%)について1%、2%、3%、4%の各リターンについてグラフ化してみました。

・インデックスは期間中変動なし
・STAMは無分配
・1677は利金等で得たものを全て分配し、投資家が手動で再投資する
・分配金の税率は期間中10%とする。(なお実際は平成23年までの暫定税率。平成24年以降は20%)

各期待リターンにおけるSTAM vs 1677の資産推移の比較(税率10%)
STAMvs1677_10.jpg

少し見難いかもしれませんが、□がSTAM、△が1677です。

4%のリターンではSTAMと1677がほぼ同じラインに乗ってきていますが、それ以下では1677が勝っているようです。
即ち、この仮定条件では、1677が毎月分配してしまうことによるデメリットは、リターンが4%くらいまでは1677の低い信託報酬率でカバーできるようです。

ちなみに、分配金にかかる税率を20%にすると、下のグラフの通り2%リターンでSTAMと1677のラインがほぼ一致し、それ以上のリターンでは分配をしないSTAMの方が勝ってきます。


各期待リターンにおけるSTAM vs 1677の資産推移の比較(税率20%)
STAMvs1677_20.jpg

GPIFをはじめとして、外債クラスの期待リターンは4%前後と考えてらっしゃる人、団体が多いようですので、あくまでも今回の仮定条件での話ではありますが恒久的に分配金にかかる税率が10%以下にならない限り、確かに1677のメリットは長期投資家にとって少ないのかもしれません。

ただし、グロソブ系毎月分配外債ファンド保有者にとってはメリットが多いETFかと思います^^;。

ともあれ、国内取引所に上場ということで、インパクトは大きく、国内ETFの充実への道がまた広がったのではないかと思います。
日興AMさん、グッドジョブ!!!

(9月10日 訂正・追記)

先日以上のような内容でシミュレーション記事をアップしたのですが、一晩考え、シミュレーションがおかしいことに気がつきました。
おかしかったのは、STAMでは内部で再投資されている間だけでなく、最後の換金時にも課税されないものとして計算してしまっていた点です。
本来は、内部で再投資されている間は課税されないものの、最終的に換金する時には課税されなければなりません。

先日の記事をお読みになった方がた、申し訳ありませんでした。

この点を踏まえて再度シミュレーションを行った結果が下の二つのグラフです。今回は期待リターン5%も加えてみました。

【改】各期待リターンにおけるSTAMvs1677の資産推移(税率10%)
STAMvs1677_10_rev.jpg

【改】各期待リターンにおけるSTAMvs1677の資産推移(税率20%)
STAMvs1677_20_rev.jpg


結果、税率20%では期待リターン5%でほぼ同じラインに乗っており、それ以下では1677のほうが有利、税率10%では5%の期待リターンでも1677が圧倒的に有利でした。

ということで、今回の仮定条件下では、1677の方がメリットが大きいということになります。

(ただし、あくまでも今回の仮定条件での話です。実際の投資判断は各自熟考の上、自己責任でお願いします。))

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[2009/09/09 12:15] ETFコメント(2)トラックバック(0)URLTOP▲

コメント

今日初めて知りました。

 今頃知って世間ズレしていますが…

 業種別ETFのように閑散としないで、それなりの出来高で活発になるといいですね。

 ネット証券の海外ETFの債券ものは必要ないと言えるようになればと思いますが。

 まずは様子見といったところでしょうか。

2009/09/10(木)21:48| URL | doden #- [ 編集]

>dodenさん

コメントありがとうございます。

その通りですね。
今後の発展に期待といったところです。

どうも水瀬さんのところで話題になっているように、分配金を出さない事も可能なようですので。

今後ともよろしくお願いいたします。

2009/09/18(金)18:56| URL | yb #- [ 編集]

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Macをこよなく愛し、年に2,3回物欲がふつふつと沸いてくるが妻に制されています・・・(涙)
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「BIG tomorrow 6月号」(お金に困らない生き方・稼ぎ方)(2011/4)
「日経マネー 2011年4月号」(幸せなお金持ちの習慣) (2011/2)
「内藤忍 お金の話をしませんか?」(日経マネームック)(2010/9)
「日本経済新聞 2010年2月15日付」(27面家計欄)(2010/2)
「日経マネー2009年10月号」(内藤忍さんコラム)(2009/8)
「しぶとい分散投資術」田村正之著(2009/2)
「日経ヴェリタス第43号(2009年1月4日発行)」(54面スマートライフ)(2009/1)
「日経マネー 2009年1月号」(自分年金1億円マニュアル)(2008/11)
「日経マネー 2008年4月号」(サラリーマン 資産倍増計画) (2008/2)
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