日本株に対するスタンス

先日のエントリー、「円高株安みたいですね」におりーさんからコメントを頂きました。
コメント欄で回答するには少し長くなりそうなので、エントリーをひとつ立てたいと思います。

頂いたコメントは次のものです。

いつも読ませていただいております。
ここ数年日本株を加えたポートフォリオに疑問を抱いております。、

小生も日本株をポートフォリオに加えております、、今の日本株は過小評価されていると思いますので。数年では巻きかえすと確信しています。

でも老後の資金として日本株は相応しいのかと考えると、人口も減り、経済もドン!と上向くことより、新しい生き方を模索していくのが今後の世代と思います。インデックス投資家の皆さんは30年後の日本に期待しているのでしょうか?

30年後の日本には期待していないけど、年金資金は期待している。だってポートフォリオだからなんとなく、、ということはないのでしょうか、、

突然こんな質問をしてすいません、、でも真剣に考えている方に意見を聞いてもらいたいと思いました。

インフレ以外にどう考えても30年後の株価が期待できません。インフレ対策ならば海外投資のほうが効果的な気がするのです。

ポートフォリオを遵守するより、中国株に少しずつシフトしていこうと思っています。


やや論点と結論がつかみにくいコメントなのですが、この意図するところが「日本株は数年のスパンでは上昇が見込まれるが、長期では人口減などもあり期待できない。日本株よりも海外投資をした方がよいのでは?」というものであると仮定して、以下、私の日本株に対するスタンスを書きたいと思います。

※なお、以下の考えはあくまで私の個人的な意見であり、この意見に基づいて投資判断をされても私には責任を負えませんのでご了承ください。あくまでも投資判断はご自身の責任でお願いいたします。また、当然の事ながら以下の意見はインデックス投資家を代表する意見でもないことを予めお断りしておきます。


コメントに対する意見を端的に言うと、

「30年後の日本が実体経済・株価ともにどうなっているかは私には判りません。ご自身の判断に従って投資をされるのがよいのではないかと思います。」

ということなのですが、これではあまりにも素っ気ないので、ご自身の投資判断に役立つか否かはわかりませんが、こんな風に考えている人もいるのねーという程度の意見を少し書かせていただきますね。

まず、コメントに関連して将来起こる可能性が高い事象としては、

・日本における少子高齢化、人口減
・中国における過去の一人っ子政策に伴う日本以上に深刻な将来の少子高齢化

の二つが上げられると思います。

この二つは比較的確度が高く発生するであろう事象なのですが、これ以外の点に関しては、私は全く予測不能と思っています。

例えば、少子高齢化に伴い日本の人口が減っていったとき、

・GDPも低下してしまうのか?どの程度低下してしまうのか?
・それとも将来、技術的なイノベーションによって生産性の向上が起きるのか?
・将来にわたって日本の産業構造が現在のままなのか?

など実態経済における不確実性もありますし、仮にGDPが低下していってしまうとしたとき、

・株式市場の参加者が想定している低下と実際の低下の大きさはどの程度一致しているのか?(即ち、市場のコンセンサスと実態が一致せず、実態が上ブレした際には株価にとってはポジティブな材料になるでしょうし、逆であればネガティブな材料となる。)

といった実体経済と株式市場間での不確実性もあります。

つまり、「人口減という事象=株価低迷」と単純に考えてよいかどうかはわからないということです。

人口問題は日本や中国といった限られた幾つかの国での出来事かもしれませんが、将来の不確実性といった事象は特に日本に限ったことではなく、どこの国でもありうる話だと思います。

したがって、この先実体経済としてどこの国が有望で、どこの国がダメなのか、また投資先としてどの国が有望でどの国がダメなのか、さらに、実体経済の良し悪しがそのまま投資先の良し悪しとリンクするのかわからないと思っています。

私は将来円貨で生活する可能性が今のところ高いので、為替リスクを過剰に負いたくないという点と、国内株式に投資する投資信託商品のコストが外国株式に投資する投資信託商品より割安であるという投資商品のコストの点というふたつの理由から、日本株式が25%というホームバイアスがかかったポートフォリオを保有しています。

この比率は世界の株式時価総額の国別比率を見ても多いですので、もう少しホームバイアスを減らして20%程度にしたいと思ってはいますが、ポートフォリオのコアとしては、全世界の国々にある一定のエクスポージャーを取っておくのは必要なことだと思っています。

私は将来のことは全くわからないが世界全体としては経済は拡大するだろうというスタンスなので、サテライト部分と意識して持っているものはありませんが、コアになる資産を持った上で、個々人の相場観に従ってサテライト部分で例えばカンさんが提唱するような、IVV:EFA:EEM=1:1:1(コアとしての株式時価総額に近い世界ポートフォリオ+サテライトとしての新興国株式の上乗せ)のようにどこかの国へのエクスポージャーを増やすといった戦略をとればいいのではないかと思います。

関連記事


人気ブログランキング挑戦中!
人気ブログランキングに挑戦中!
記事が参考になりましたら1クリックお願いします^^




[2009/11/30 21:29] 資産運用コメント(0)トラックバック(1)URLTOP▲

トラックバック

http://pension.blog88.fc2.com/tb.php/375-e678344e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

日本株式について考えてみる(2009年12月)

JUGEMテーマ:資産運用  以下、ボクの個人的な現在の考えを書き記したものです。投資・資産運用は自分で調べて、自分で考えて、自分で決めてくださいね。下記のybさんのエントリを拝見して、ボクも日本株式について少し思うところを書いてみようと思います。P...

2009/12/14(月)19:44│rennyの備忘録

«  | HOME |  »


月別アーカイブ

ブログ内検索

アクセスカウンター(since 2007/1/15)


※オンマウスで過去1週間のアクセス数を表示します

プロフィール

yb

Author:yb
44歳既婚・子1の個人投資家。共働き。インデックス運用を中心とした”受身な”投資でファイナンシャルインディペンデンス、早期リタイヤを目論んでいます。
Macをこよなく愛し、年に2,3回物欲がふつふつと沸いてくるが妻に制されています・・・(涙)
ハーバード大留学するも、英語があまり上達せず焦っています・・・。

Twitterでものんびりつぶやき中!
http://twitter.com/yb_passive

・メディア掲載履歴
「日経マネー 2014年7月号」(「1億円さん」に聞く 私はこうしてお金を殖やした) (2014/5)
「日本経済新聞 2013年3月6日付」(マネー&インベストメント面)(2013/3)
「BIG tomorrow 6月号」(お金に困らない生き方・稼ぎ方)(2011/4)
「日経マネー 2011年4月号」(幸せなお金持ちの習慣) (2011/2)
「内藤忍 お金の話をしませんか?」(日経マネームック)(2010/9)
「日本経済新聞 2010年2月15日付」(27面家計欄)(2010/2)
「日経マネー2009年10月号」(内藤忍さんコラム)(2009/8)
「しぶとい分散投資術」田村正之著(2009/2)
「日経ヴェリタス第43号(2009年1月4日発行)」(54面スマートライフ)(2009/1)
「日経マネー 2009年1月号」(自分年金1億円マニュアル)(2008/11)
「日経マネー 2008年4月号」(サラリーマン 資産倍増計画) (2008/2)
「日経マネー 2007年12月号」(定年までに1億円!使っても減らない資産の作り方) (2007/10)

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ybへの連絡はこちらから

名前:
メール:
件名:
本文:

おすすめ証券会社

マネックス証券

STAMシリーズ、eMAXISシリーズなど良質なインデックスファンドを取り扱っています。
3大ネット証券で海外赴任者に口座を継続させてくれるのはマネックスだけです。

楽天証券

メインビークルとして活躍しそうなiShares S&P500 Index Fund (IVV), iShares MSCI EAFE Index Fund (EFA), iShares MSCI Emerging Markets Index Fund (EEM), iShares MSCI KOKUSAI Index (TOK)をはじめ、超低コストな海外ETFの取扱は大手ネット証券ではNo.1! 日本の海外ETFにおけるリーダー的証券会社です。

SBI証券

なんといってもネット証券最大手!売買手数料が業界最低水準!
2007/06より海外ETFの取扱開始。FX経由で米国ETF購入用ドル資金を用意する事ができ、為替手数料は最低水準です!主要海外ETFは揃っています。

セゾン投信株式会社

市場ポートフォリオを低廉な信託報酬で提供するセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは毎月5,000円から積立可能!

ybの愛読投資本

ご注意事項

・当ブログにおける情報を元に投資判断を行い、それにより損失が発生しても管理人は責任を一切負えませんので予めご了承願います。投資判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

・当ブログはアフィリエイトプログラムに参加しています。万が一アフィリエイトプログラムを通じて購入された商品によって損害が生じたとしても、管理人は一切責任を負えませんのでご了承願います。

・基本的にはコメント、トラックバックは全て掲載する方針ですが、公序良俗に反する、もしくは当ブログにそぐわない、または宣伝目的のみのコメント、トラックバックは管理人の判断で削除する場合がございます。予めご了承ください。