初めてのペイオフが実施されます

日本振興銀行が破綻申請をした。

今回は足利銀行の時のように公的資金の注入、国有化は行われず、預金保険機構が管財人となり、整理、再生を目指す事になったようだ。

今回の場合、預金の全額は保護されず、一部カットされるペイオフが実施される。

今回が制度導入以来初めてのペイオフ実施という事になる。

皆さんも熟知しているかもしれないが、特に払い戻し等までの期間について気になるので、制度の概要とともに簡単にまとめておこうと思う。


ペイオフは、銀行が破綻した場合、1預金者当たり、一般預金(利息のつく普通預金、定期預金)の元本1千万までとその利息、および、決済性預金(利息のつかない普通預金、当座預金)の全額が保証されるというもの。

一般預金の元本1千万円までとその利息を超える分は一部または全部がカットされることになる。

外貨預金や譲渡性預金(CD)はペイオフの対象にならないので、預金の一部または全部がカットされることになる。

現在の発表では、ペイオフの対象になる預金の元本1千万円とその利息に関しては、今週末に管財人によって預金口座の名寄せが行われ、週明けから申請に基き払い戻しを受けられる見通しとのこと。

<9月13日追記>
普通預金に関しては最短で15日(申請から3営業日目)に振込まれるとのこと。一方、定期預金に関しては申請日から5営業日以降の指定日を目処に振込まれるとのことです。


また、元本1千万円を超える部分に関しては、どの程度カットされるかは、地裁が民事再生計画を認可・決定した後に決まり、払い戻しを受けられるまでに1年程度かかるとのこと。

また、1年も待てない預金者に対しては、申込により、「概算払い」も受けられる。これは一定期間後に算出される予想カット率に基いて、例えば予想カット率20%、1千万円超部分が100万円なら20万円を仮払金として受け取れるという制度。約1年後にカット率が確定した後に、その差額を清算する仕組みになっている。今回概算払いを受けられるまでの期間に関しては発表がない。

さらに、制度により保護される預金の優先順位は、金利の低い順、また、定期預金で金利が同じなら満期の近い順に優先順位がつけられる。

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[2010/09/10 18:20] 資産運用コメント(2)トラックバック(0)URLTOP▲

コメント

ペイオフ時の預金

初めまして。

ペイオフ時のお金、保障はされるけど、いつ保証されるかについては明記されていないのが注意点ですよね。60万円までなら仮払いとしてすぐ引き出せると銀行のパンフレットには書いていました。
1年以上、預金が戻らないとなれば結構深刻な状態になる人もいそうですね...

2010/09/11(土)14:01| URL | PET #- [ 編集]

>PETさん

コメントありがとうございます。

1千万円まで保護されるとたかをくくっていると、直近の資金繰りで困る場合もあるので、時期についてもある程度把握しておくことは必要ですよね。

今回の初のペイオフ実施で大体の流れが掴めそうですね。

今後ともよろしくお願いします。

2010/09/11(土)23:22| URL | yb #- [ 編集]

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