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留学

米国生活の立ち上げ~米国入国編

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ハーバードに籍を置いて1週間半。昨日の午後、Chemical Safetyに関するトレーニングを受けてはれて実験ができるようになりました。このChemical Safety Training、月に1度しかない上、18年近くの有機合成化学者としてのキャリアとは関係なく、受けなければ実験は始められないようです。

大学のレギュレーションなので従うしかありません。

さて、それはさておき、ボストンに来て2週間と少しが経ちました。軽く生活の立ち上げについて備忘録的に書いておこうと思います。

まずは米国入国編です。
観光や短期ビジネスでの渡航とはいろいろな面で違います。

まずは入国審査で必要な書類。

ポスドクとして米国に入国する私は、パスポートの他にJ1ビザとそれをサポートするレターとして大学が発行したDS-2019フォームを入国審査で提示しなければなりません。また、ハーバードのウェブサイトには、できれば財政を証明する書類と保険への加入を証明する書類を持っていた方が良いということだったので、会社が作成してくれたCertificate of Financial Sponsorshipと、加入している保険がJ1ビザ保有者が求められる額を満たす保険だということを保証する書類を持参しました。

まあ結局入国審査で求められたのはパスポートとJ1ビザ、DS-2019フォームだけでしたけどね。

審査では観光などと同様に入国の目的と留学が終わったらどうするのかということを聞かれます。
今回の場合は"I will do research at Harvard University."と”I will go back Japan after finish the program."ということ。

一通り書類の審査が終わると次は指紋採取と顔写真撮影。
今回の入国ではなぜか私は右手の親指以外の4本のみ、妻は両手の全部の指、娘はなしとよくわからない基準で指紋が採取されました。なんだかね・・・この国は・・・。

DS-2019フォームへの入国審査官による記入と入国書類のI-94を発行をしてもらいますが、入国審査官が記入する有効期限にも気をつけなければなりません。今回は問題なく全員分"D/S”と書かれたので、DS-2019に記載されている期限まで有効ということになりました。

時々、審査官が西暦を間違えて書いたりすることがあるそうで、審査官から返ってきた書類はしっかり確認し、間違っていたらその場で文句を言わないとなりません。仮に過去の西暦を書かれてそのまま入国してしまった場合、その時点で不法滞在になって、最悪強制送還ということもあるそうです。恐ろしいことです。

ちなみにこのDS-2019フォームとI-94は滞在期間中に海外へ旅行に行く際には忘れずに持っていかないと、入国できなくなります。I-94はパスポートにステープラで留められますので忘れないと思いますが、DS-2019は独立した書類なので、特にDS-2019の持参は旅行の際には忘れずに。

次の関門は税関審査です。

今回我が家は生活の立ち上げのために、申告が必要な$10,000を超える額をキャッシュとトラベラーズチェックで持ち込もうとしているため、申告しなければいけません。ちなみに$10,000以上は申告が必要なだけで、課税はされませんので、持ち込む場合は正確に申告した方が良いでしょう。
虚偽の申告が発覚すると、最悪全額没収を覚悟しないとなりません。米国は嘘つきには非常に厳しい制裁が下されます。

税関審査では、金額の申請と、このお金の使い道とどうやって工面してきたのかの説明、他の携行品(洋服やPC)のトータルの値段の申告(こちらは大人一人$800、子供一人$400までは非課税、それ以上は課税だそうです)、食品や植物の持ち込みの有無などの申告をします。

個人のPCと会社貸与のPC(2台)、iPadやNintendo 3DSなどとかつ洋服や靴などを持ち込んでいるので、どう考えても再調達価額は$2,000は超えているとは思いますが、減価償却できるらしいので、PC類は買値の半額程度、洋服もまとめて数百ドルで申請して$1,900で申請しました。

通常の観光客とは異なる個室に連れて行かれるのでちょっとドキドキで、かつ運悪く審査官の訛りが強かったので、はじめ何を言っているのかわかりずらく、どうやっても"Where did this money come from?"が"Where did you this morining come from?"に聞こえてしまい、よくわからない英語を話す人だなあと思いながら"I came from Tokyo."などととんちんかんな受け答えをして、いらぬ時間を食ってしまいました(汗)。正しくは"The money came from my savings."などと答えるのが正しいようです。

まあ、とりあえずそんなとんちんかんな受け答えで時間を食ったものの、家族全員で無事入国でき、晴れて米国での生活がスタートしたのでした。
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