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資産運用

確定拠出年金(DC)投資教育(その2)

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先日のエントリーを書いた翌日にキャノンとヤマトHDでもDCの導入が決まったとの記事がNikkei.netにも掲載されていたり、rennyさんのコメントで読売のサイトにこのような記事が出ているとの情報を頂いたりと、最近DC関連の話題が多い中での今回の教育でした。

教育は二部構成で、第一部は総務人事担当者から会社の企業年金制度のなかで今回導入されるDCがどのような位置づけになるのか、定年後の受け取り方法の種類、加入者死亡時の取り扱いなどについて説明があったあと、第二部で確定拠出年金サービス株式会社から派遣されたファイナンシャルプランナー(推定45歳、男性)のFさんから、DCの制度概要・運用についての説明がありました。またそれと同時に、導入されるDCの中で選択できる23の商品について発表がありました。

第一部は会社固有の制度上の話し、また第二部の制度概要も法的なものなので割愛させていただいて、第二部後半の運用についての説明も特に取り立てて書くトピックスも無かったので、とても簡単に今回の教育の雑感をレポートしたいと思います。
(※注 レポートする内容に関してはybの個人的な解釈に基づくものですのでご了承ください)
運用に関する説明は、受講者にいかに投資に興味を持って貰うかという点が最も重視されているようで、例えば、「今日受講している方に投資をしたことがない人は殆どいないと思います。なぜなら、恐らく定期預金をしたことがない人は殆どいないからです。定期預金を組むときにどの銀行で組むか、何年定期にするか、いくら預けるかを自分で決める、これこそが運用です。・・・」とかとても身近な話題を用いたりと、涙ぐましいまでに受講者に投資に興味を持ってもらおうという努力をしていたように感じます。
きっとこの辺が現時点での一般的な日本人の投資に対する距離感なんだなと感じました。

あとは教科書通りのリスク-リターンの関係、ドルコスト平均法、アセットアロケーション、各アセットクラスが持つリスク、投信のコストについて順次解説、次いで商品一覧の提示。(各商品に関する解説は法律で禁じられているようで、解説は無し)以上といった感じです。

2時間という大変短い時間で説明しなければならないという制約があったにしろ、今回の教育は不十分だったのではないかと思います。恐らく投資に関する知識を殆ど持たない人がこの教育だけで運用を開始できるかは疑問です。もう少し時間を取ってでも複利の効果とコストの関係や分散投資の効果なんかを詳しく解説する必要があったのではないかと思います。

最後に今回DCの中で選択できる商品の一覧を載せます。
残念なのは国内株式型のインデックスファンドで日経225連動型の商品しか提供されなかった点です。人事部に要望し続ければTOPIX連動型商品も入れてくれるかなあ・・・?

商品名 信託報酬, 信託留保

国内債券型
みずほ信託銀行 国内債券インデックスファンド 0.2625%, -
野村日本債券オープン(DC用)0.5775%, 0.10%

国内株式型
ニッセイ日経225インデックスファンド 0.2625%, -
フィデリティ・日本成長株・ファンド 1.6065%, -
DC・ダイワ・バリュー株・オープン 1.5960%, -
富士日本成長株ファンド(DC)1.6275%, -

外国債券
DCダイワ外国債券インデックス 0.2415%, -
ドルマネーファンド 0.9975%, -

外国株式
みずほ信託銀行 外国株式インデックスファンド 0.2625%, -
大和住銀DC外国株式ファンド 1.9110%, 0.30%
DCニッセイ/パトナム・グローバル・コア株式 1.8900%, -

バランス型
富士スリーウェイオープン 0.8925%, -
DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)0.3701%, -
DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)0.3885%, -
DCニッセイワールドセレクトファンド(株式重視型)0.4069%, -

元本確保型
みずほDC定期預金(1年)
みずほDC定期預金(3年)
三井住友銀行確定拠出年金定期預金(3年)
ろうきん確定拠出年金定期預金(スーパー型)
ニッセイ利率保証年金(5年保証/月設定)有期利率保証型確定拠出年金保険
ニッセイ利率保証年金(10年保証/月設定)有期利率保証型確定拠出年金保険
三井住友海上・年金損害保険(5年)確定拠出年金積立損害保険
東京海上日動のねんきん博士10年 利率保証型積立損害保険
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4 Comments

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やっぱりコストが安いんですね。

renny  

2007-01-23 06:55

興味深く拝読しました。
インデックスファンドの信託報酬の安さにはあらためて驚きました。
TOPIX連動型の商品が無いのはさびしいですね。

ところで、各商品の説明は無いんですね。自分で学習してくれ、ということなんですか?
となると、元本確保商品を選ぶ人が多くなってしまうんでしょうね。

今後どのくらいの頻度でこうした教育を受けられるのでしょうか?

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コメントありがとうございます

yb  

2007-01-23 12:45

rennyさん

コメントありがとうございます。

インデックスファンドの信託報酬ETF並みですよね。先日の読売の記事ではないですが、マッチングができれば最大限個人的にも拠出して運用を行いたいところです。

中立公正を守る為(商品の解説をしてしまうと、どうしても解説者の意図が入ってしまう可能性があるので)法律で各商品の説明は禁じられているようです。

各商品の内容については、説明資料、過去の実績一覧等が配布され、各自これで選んでくださいということでした。

ただ今回の教育のように、一般的に株式型の投資信託は・・・という話しではぼやっとしすぎて分けがわからなかった人も多かったのではないかと思います。
結果、元本確保型商品をメインで使ってしまう人や、許容度以上のリスクを取ってしまう人が出てきてしまうでしょうね。

どうも今回が導入前(最初で)最後の研修のようです。そしてどのくらいの頻度で実施されるかは全くアナウンスがありませんでした。

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renny  

2007-01-28 08:45

>どうも今回が導入前(最初で)最後の研修のようです。そしてどのくらいの頻度で実施されるかは全くアナウンスがありませんでした。

結構あっさりしているんですね。「複利効果」「アセットクラスの分散」「時間の分散」「コスト」などの説明はあったのでしょうか??
これらの説明無くファンドを提示して「はい、どうぞ」というのはちょっと不親切ですね。

EDIT  REPLY    
コメントありがとうございます

yb  

2007-01-29 08:37

本当にあっさりしています。会社としては法定で定められているものだけやってればいいやという感じです。

そして、「複利効果」に関しては一万円を各期待リターンで運用した場合のx年後の金額と毎月一万円ずつ積立てた時の各期待リターンでのx年後の金額の表を示して、「これくらいの差が出ます」とさらり。

「アセットクラスの分散」に関しては傘屋を例に取り、雨傘だけ売っている傘屋は晴れている時には売り上げが少ないけれど、日傘も売っていれば晴れの日でも収入があります。なので分散は重要なことです。」と一言。

「コスト」に関しては、各ファンドにかかる信託報酬、信託財産留保額の意味は説明したものの、重要なコストが複利効果に及ぼす影響等には触れず、また、アクティブファンドはアナリストやストラテジストがいろいろとリサーチをするから信託報酬が高いという説明があったが、例えばアクティブファンドの8割がインデックスを上回れない現状等には触れませんでした。

本当に法定なのでやっている感が漂ってくる教育でした。
(もっとまともな教育だったら沢山レポートしようと思っていたのですが、すっかり萎えてしまいました・・・)

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