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資産運用

ヘッジファンドのリターンはもう上がらない?

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告白します。実は私、国際分散投資をはじめた当初の2006年頃からの数年間、オルタナティブアセットクラスとして、ヘッジファンドを少額ながら保有していました。(正確にはファンドオブヘッジファンズ、昔からの読者さんは知っている方もいるかもしれませんね)


当時はまだ勉強が足りず、ヘッジファンドという「絶対収益をあげることを目標に運用する」ファンドに対し幻想を抱いていたわけです。当時、海外年金基金がヘッジファンドの比率を増やしているというニュースにも後押しをされていました。

しかし、勉強を重ねるにつれ、

・投資戦略や最新の投資状況への情報アクセスという点も含めた商品内容の理解の重要性
・コスト
・利益の源泉
・行動経済学で言うところのオーバーコンフィデンス

という点でヘッジファンドというものに疑問を持つようになり、最終的には売却しました。


少し前の記事になりますが、The Economistにこんな記事を見つけました。

Hedge funds: Going nowhere fast (The Economist)

ヘッジファンドの不振の10年について書かれた記事です。
記事中では、S&P500:世界国債=6:4のポートフォリオと代表的なヘッジファンドインデックスのHFRXの比較がされていて、10年のリターンでは圧倒的に伝統的な資産クラスによるポートフォリオが勝る結果となっているようです。

もちろん過去の結果が将来の結果の保証になるわけではありませんが、ヘッジファンドに対して過大な幻想を描くべきではないことがわかりますね。

当然HFRXは平均なので、平均を超えるリターンをあげるヘッジファンドもあります。HFRによれば、実際昨年は上位のファンドは30%以上のリターンを上げているようです。

ただし、この上位ファンドが常にトップでいられるわけではなく、前年トップクラスのファンドが翌年損失を出しているケースもあることも記事中で指摘されているとおりです。


更に、興味深いのは投資コンサルタントのSimon Lackという方が指摘している次の点です。

・ヘッジファンド業界が十分なリターンを上げられるのは1兆ドルの預かり資産まで
・ヘッジファンド業界の現在の総預かり資産残高は2.2兆ドル

この方はヘッジファンドには批判的な立場の方なので、少し割り引いて話を聞く必要があるかもしれませんが、それでも現在の預かり残高ではヘッジファンドは最も効率のよい投資先だけでなく、2番手3番手にまで手を出さざるを得ず、全体としてのリターンは減少してしまう結果になってしまっているのでしょう。

一方で信託報酬や成功報酬は変わらず取られています。これでは投資家のリターンはますます削られてしまいますね。


私は個人的には上記の理由でヘッジファンドへの投資はしませんが、アセット・アロケーションの一部(5%未満)として分散のために持つことはありかもしれません。そこは個人の投資戦略と投資判断で。

ただし一般論として、老後用資金の全額をオフショア・ヘッジファンドへの積立てでというようなことは止めた方がいいでしょう。
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