新保険法
先日、ネット専業生保のライフネット生命が営業を開始したばかりではあるが、本日参院で保険法の新法が可決・成立したようだ。
改正点として大きなものは、「告知義務」を撤廃した事らしい。そして、加入者の病歴などを把握する責任は保険会社にあると明記され、契約者保護が徹底されたらしい。
「告知義務」を利用して、加入予定者の健康不安を知りながら、契約数を稼ぐ為に契約させるものの、実際に病気になった際には病歴を正しく申告していなかったなどと告知義務違反を問い、保険金を不払いしていたケースが頻発していたという。
この改正によって保険はどうなるのだろう?
保険金の不払いという事をしにくくなるであろうから、保険会社が負うリスクが高くなり、保険料が上がるか、加入条件が厳しくなるかだろう。現在加入している母集団の告知書ベースでの予定死亡率より実質の予定死亡率の方が高いのだからしょうがないだろう。また、保険会社が契約者の病歴をしっかり把握しなければならなくなる為、事務手数料(=付加保険料?)が上がるという圧力もかかるだろう。
日生や第一生命で逆ざやは解消したものの07年の生保決算は、保険金不払いなどの影響で新規契約数が落ち込み、9社合計で減収、8社が減益だったようだ。
今回の改正は既存の生保にとってどっちに転ぶのか?契約者保護をバックに信頼を回復し、契約数をのばせるのか?それとも契約数をさらに落とし、ネット証券が既存証券を食ったように、ライフネット生命さんの様なネット生保さんが大きな流れを作るのか?
私は後者である事を期待したいです。
[2008/05/30 22:31] その他 |コメント(2)|トラックバック(0) |URL|TOP▲

